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「文字起こしはできるけど、要点だけまとめてほしい」「議事録から次にやるべきことまで抽出してほしい」——単なる文字起こしAIの一歩先を行く「AI会議アシスタント」は、Web会議に自動で参加し、要約・アクションアイテムの抽出・CRM連携までをまとめて自動化してくれるツールです。この記事では、代表的なAI議事録・会議アシスタントツールを比較します。
なお、単純な音声の文字起こし精度を重視する場合は、音声・文字起こしAIツール比較もあわせてご覧ください。この記事では、要約・アクションアイテム抽出・外部ツール連携など「会議アシスタント」としての機能に重点を置いたツールを扱います。
AI会議アシスタントでできること
文字起こしAIとの違いは、会議の「記録」だけでなく「その後の活用」まで自動化してくれる点です。代表的な機能は次のとおりです。
- Web会議への自動参加・録画: Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsなどの会議にボットが自動参加し、録画・文字起こしを行います
- AI要約・アクションアイテム抽出: 会議の要点だけでなく、「誰が・いつまでに・何をするか」といったタスクを自動で抽出します
- 複数会議をまたいだ検索・質問: 過去の会議データに対して「この件について前回何を話した?」と自然言語で質問できる機能を持つツールもあります
- CRM・タスク管理ツールとの連携: Salesforce・HubSpot・Notion・Slackなどと連携し、商談記録や議事録を既存の業務フローに自動反映できます
これらの機能は無料プランでは制限されていることが多く、本格的に使うには有料プランへの加入が前提になります。
早見比較表
| tl;dv | Fireflies.ai | Notta Brain | DoraVerse | |
|---|---|---|---|---|
| 開発元 | tl;dv(英) | Fireflies.ai(米) | Notta株式会社(国産) | 株式会社DORAVERSE_JAPAN(国産) |
| 無料プラン | あり(AI議事録10会議まで) | あり(月20AIクレジット・録画2時間まで) | あり(Nottaアカウントに1,000クレジット/月included) | あり(無料トライアル) |
| 最安有料プラン | Pro 月払い4,980円(年払いなら月換算3,080円) | Pro 月払い$18(約2,860円)(年払いなら$10/月・約1,590円) | Premium 月払い1,980円(年払いなら月換算約1,192円) | Starter 月払い$10(約1,590円)(年払いなら月換算$8・約1,270円) |
| 得意なこと | 5,000以上のツール連携・アクションアイテム自動割当 | 複数会議の横断インサイト・営業トークの自動分析 | Notta本体の会議データを横断分析・資料生成 | 複数の主要AIモデルを1つのUIに統合 |
※料金は2026年8月時点の情報です。プラン内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。ドル建てプランの円換算は1ドル=159円で計算した目安で、実際の請求額は契約時のレート・カード会社の手数料により変動します。
tl;dv — 外部ツール連携の幅広さを重視するなら
tl;dvは、ドイツ発・2020年創業の会議アシスタントで、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議に自動参加し、録画・文字起こし・AI要約を行います。無料プランでもAI議事録を10会議分、複数会議をまたいだAIへの質問を5回まで使うことができ、無制限の録画・文字起こし自体は無料の範囲でも利用できます。日本語の文字起こし精度にも力を入れており、tl;dv自社調査(日本語対応の主要6製品を比較)では文字誤り率0.8%で最小だったとしています。
有料プランはPro(月払い4,980円、年払いなら36,960円/年・月換算3,080円)、Business(月払い6,980円、年払いなら59,760円/年・月換算4,980円)、Enterprise(要問い合わせ)の3段階です。Pro以上でAI議事録・複数会議をまたいだ質問が無制限になり、5,000以上の外部ツールとの連携、アクションアイテムの自動割り当て、フォローアップメールの自動作成などが使えるようになります。Business以上では、複数の商談・会議をまたいだ傾向分析や、営業トークのモニタリング機能も追加されます。
※料金は2026年8月時点の情報です。
こんな人におすすめ
- 商談・会議の内容をSalesforceなどのCRMに自動反映させたい人
- アクションアイテムを自動でメンバーに割り当てたい人
- 無料プランでもある程度の機能をまず試してみたい人
Fireflies.ai — 複数会議を横断した分析を重視するなら
Fireflies.aiは、Zoom・Google Meet・Microsoft Teams・Webexなど15以上のWeb会議ツールと連携できる会議アシスタントです。100以上の言語に対応しており、日本語の文字起こしにも対応しています。無料プランでも文字起こし・AI要約は無制限に使え、月20AIクレジット・チーム全体で400分のストレージ・録画2時間までという制限があります。
有料プランはPro(月払い$18、年払いなら$10/月)、Business(月払い$29、年払いなら$19/月)、Enterprise(年払いのみ$39/月)の3段階です。Pro以上で動画録画のダウンロードやAIスキル機能、Business以上で無制限ストレージや複数会議をまたいだ「会話インテリジェンス」機能が使えるようになります。
※料金は2026年8月時点の情報です。
こんな人におすすめ
- 15以上のWeb会議ツールの中から普段使うものを幅広くカバーしたい人
- 複数の商談・会議をまたいだ傾向分析をしたい営業チーム
- 無料プランで文字起こし・要約自体を試してから判断したい人
Notta Brain — Nottaの会議データをそのまま資料化したいなら
Notta Brainは、文字起こしAI「Notta」が蓄積した会議データや、アップロードしたPDF・Word・Excel・PowerPointなどの資料を横断的に分析できるAIエージェント機能です。Nottaで文字起こしした議事録は再アップロードすることなくそのまま「自然な言葉で質問して探す」「レポート・スライド・画像として出力する」といった使い方ができます。Nottaを使ったことがない人、Nottaアカウントを持っていない人でも、Notta Brain単体でファイルをアップロードして分析することも可能です。
料金は、フリープラン(0円、月1,000クレジット、5GBストレージ)とプレミアムプラン(月払い1,980円、年払いなら14,300円/12ヶ月一括・月換算約1,192円、月間8,000クレジット、20GBストレージ)の2段階です。Notta本体のフリー・プレミアム・ビジネスいずれのプランを契約していても、月1,000クレジットのNotta Brainが標準で含まれています。
※料金は2026年8月時点の情報です。
こんな人におすすめ
- すでにNottaで議事録を蓄積している、またはこれから使う予定の人
- 会議データと社内資料をまとめて横断分析したい人
- 分析結果をスライドや画像としてそのまま出力したい人
DoraVerse — 複数のAIモデルを1つのツールにまとめたいなら
DoraVerseは、ChatGPT・Claude・Geminiなど複数の大規模言語モデルを1つのUI・1つのサブスクリプションでまとめて使えるオールインワンAIプラットフォームです。AI議事録はDoraVerseが提供する機能の一つという位置づけで、AIチャット・AIエージェント・画像生成スタジオなど幅広い生成AI機能とあわせて利用できます。
料金プランはStarter(月払い$10、年払いなら月換算$8)、Pro(月払い$25、年払いなら月換算$20)、Business(月払い$30、年払いなら月換算$25)の3段階です。単機能の会議アシスタントというより、「議事録も含めて、複数のAIツールを一本化したい」というニーズに向いています。
※料金は2026年8月時点の情報です。
こんな人におすすめ
- 議事録だけでなく、AIチャットや画像生成なども1つのツールにまとめたい人
- ChatGPT・Claude・Geminiなど複数のAIモデルを使い分けたい人
- 個人・小規模チームでツールの契約数自体を減らしたい人
番外編: Zoom AI Companion(すでにZoomの有料プランを契約している人向け)
ここまでの4ツールは単体で契約する会議アシスタントですが、すでにZoom Workplaceの有料プランを契約している場合、追加費用なしで使える「Zoom AI Companion」という選択肢もあります。ミーティングの要約やチャットの要約、メールの下書き作成などをZoomの画面内でそのまま行える機能で、録画をしなくても会議終了後にテキストで要約が届きます。無料のBasicプランでも利用できますが、グループミーティングは40分までという制限があります。
すでにZoomの有料プランを契約している人であれば、新しいツールを追加契約する前に、まずこの機能で足りるかどうかを確認する価値があります。
※情報は2026年8月時点のものです。
こんな人におすすめ
- すでにZoom Workplaceの有料プランを契約している人
- 新しいツールを追加契約する前に、まず既存の環境で試したい人
選ぶ前に確認したいこと
- 普段使っている会議ツールに対応しているか: Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsへの対応状況はツールによって細かく異なります。契約前に必ず確認しましょう
- すでに契約しているツールに同等の機能がないか: Zoom Workplaceの有料プランなど、すでに契約しているサービスにAI議事録機能が含まれていないか確認する価値があります
- 議事録の「その後」まで自動化したいか: 単なる文字起こしで十分なら音声・文字起こしAIツール比較で紹介しているツールで足りる場合もあります。CRM連携やアクションアイテムの自動抽出まで求めるなら、この記事で紹介した会議アシスタント系のツールが向いています
- チームで使うか、個人で使うか: 複数会議をまたいだ分析やチーム管理機能は上位プランに限定されていることが多いです。組織で導入する場合は、上位プランの内容も確認しておきましょう
よくある質問
Q. 文字起こしAIとAI会議アシスタントの違いは? A. 文字起こしAIは音声をテキスト化することが中心の機能です。AI会議アシスタントはそれに加えて、要約・アクションアイテムの抽出・CRMなど外部ツールとの連携まで含めて自動化してくれる点が異なります。
Q. 無料プランだけで使い続けられる? A. tl;dv・Fireflies.aiは無料プランでも文字起こしや録画自体は使えますが、AI議事録や複数会議をまたいだ分析といった中核機能には回数制限があります。継続的に本格利用する場合は、早い段階で有料プランへの切り替えを検討することになります。
Q. 会議の録画・文字起こしを本人の同意なく行っても大丈夫? A. 多くのツールが、会議参加者への通知や同意管理の仕組みを備えています。社内外を問わず、録画・記録を行う旨を会議の冒頭で伝える、または各ツールの同意管理機能を有効にしておくことをおすすめします。
Q. 日本語の会議でも精度は高い? A. Fireflies.aiは100以上の言語に対応し日本語でも利用できますが、日本語特有の言い回しや専門用語への強さを最優先するなら、国産で日本語特化のRimo Voiceや、日本語対応が手厚いNotta Brainの方が向いている場合があります。
まとめ
- tl;dv: 外部ツール連携の幅広さ・アクションアイテムの自動割り当てを重視するなら
- Fireflies.ai: 複数会議を横断した分析・多言語対応を重視するなら
- Notta Brain: すでにNottaで議事録を蓄積している、資料まで横断分析したいなら
- DoraVerse: 議事録も含めて複数のAIツールを1つにまとめたいなら
- Zoom AI Companion: すでにZoomの有料プランを契約しているなら、まずこちらを確認
まずは各ツールの無料プランで、実際の要約精度や使い勝手を確認してみてください。


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