AI画像編集ツール比較|remove.bg・PhotoRoom・Fotor・Topaz Photo AIの選び方

画像編集AI

「商品写真の背景をきれいに切り抜きたい」「ノイズだらけの写真を高画質に仕上げたい」——そんな悩みを解決するのが、AIを活用した画像編集ツールです。従来なら手作業で時間がかかっていた背景除去や画質補正が、AIによって数秒〜数分で完了します。

ひとくちにAI画像編集ツールといっても、背景除去に特化したもの、EC向けの商品写真加工が得意なもの、レタッチとデザインを一体化したもの、画質そのものを底上げするものなど、得意分野はツールごとに異なります。この記事では代表的なAI画像編集ツールを比較し、目的に合った選び方を紹介します。

AI画像編集ツールの活用シーン

AI画像編集ツールは、次のような場面で使われています。

  • EC・ネットショップの商品写真加工: 撮影した商品写真の背景を削除・差し替えて、統一感のある商品画像に仕上げたい場面で使われます
  • SNS・広告用ビジュアルの量産: 人物や商品の切り抜き、バナー・広告素材への加工を短時間でこなしたい場面に向いています
  • 古い写真・低画質写真の補正: ノイズ除去や解像度アップスケーリングで、古い写真や粗い画像を高画質に仕上げたい場面で活躍します
  • プロフィール写真・ポートレートのレタッチ: 肌質補正や明るさ調整など、人物写真を自然に仕上げたい場面で使われています

AI画像編集ツールでできること

一般的な画像編集ソフトと違い、AI画像編集ツールには次のような機能が備わっていることが多いです。

  • ワンクリックの背景除去: 被写体を自動認識し、背景だけを瞬時に透過・削除する機能です
  • AI背景生成・差し替え: 削除した背景の代わりに、AIが自然な背景を自動生成する機能を持つツールもあります
  • 画質補正・アップスケーリング: ノイズ除去やシャープ化、低解像度画像の高画質化に特化した機能です
  • バッチ処理: 大量の画像を一括で同じ設定で加工できる機能で、EC事業者など大量の商品画像を扱う場面で重宝します

無料プランでも基本的な編集は試せますが、透かしの有無や書き出し解像度、月間クレジット数に上限があることが多く、本格的に使うなら有料プランへの加入が前提になります。

早見比較表

remove.bg PhotoRoom Fotor Topaz Photo AI
開発元 Kaleido AI(オーストリア、2021年よりCanva傘下) PhotoRoom(フランス) Everimaging(中国) Topaz Labs(米国)
得意なこと 背景除去に特化した高精度・高速処理 EC・商品写真のAI背景生成とバッチ加工 レタッチとデザイン作成を一体化 ノイズ除去・アップスケーリングによる画質底上げ
無料での利用 基本機能無料、AI編集お試し1クレジット(最高画質エクスポートは有料のみ) 無料プランあり(コア機能に制限) 無料プランあり(透かしあり、同時生成1) 無料プランなし
最安有料プラン Lite 990円/月 Pro 年払いで月換算¥825(月払い¥1,500) Pro 年払いで月換算¥492(月払い¥999) 月払い$39、年払いなら$199/年(月換算約$17)

※料金は2026年8月時点の情報、日本からのアクセス時の表示です。プラン内容は変更される場合があるため、最新の料金は必ず各公式サイトでご確認ください。remove.bg・PhotoRoom・Fotorは日本円で表示されることを確認済みです(為替レートを機械的に換算した金額ではなく、地域別に設定された価格です)。Topaz Photo AIのみドル建てのため、実際の請求額(円換算)は為替レートにより変動します。

remove.bg — 背景除去だけをシンプルに使いたいなら

remove.bgは、オーストリアのKaleido AIが開発した背景除去に特化したツールです(2021年にCanvaが買収し、現在はCanva傘下で運営)。人物・商品・動物などの被写体を自動認識し、ワンクリックで背景を透過できる精度の高さで知られ、Photoshop・Figmaのプラグインや開発者向けAPIとの連携も充実しています。

料金プランは基本機能無料(AI編集用のお試しクレジット1枚まで、最高画質でのエクスポートは有料プランのみ)、Lite(990円/月、月40クレジット)、Pro(3,990円/月、月200クレジット、最も人気・一括編集機能つき)、Volume+(9,490円/月〜、500クレジット〜、大容量処理向け)の4段階です。年払いにすると10%割引になります。1回限りの少量購入(3クレジット330円〜)も可能です。

※料金は2026年8月時点の情報です。日本からのアクセス時の日本円表示を確認済みですが、地域により価格が異なる場合があります。

こんな人におすすめ

  • 背景除去という1つの用途にシンプルに特化したツールを探している人
  • Photoshop・FigmaやAPI経由で既存の制作フローに組み込みたい人
  • まずは無料のお試しクレジットで精度を確認したい人

remove.bg公式サイトを見る →

PhotoRoom — EC・商品写真をまとめて加工したいなら

PhotoRoomは、フランスのPhotoRoom社が開発するEC・商品写真向けのAI画像編集ツールです。背景除去だけでなく、AIが自然な背景を自動生成する機能や、商品画像の欠けを補正するAI Product Fixer、大量の商品画像を一括加工できるバッチ処理など、ネットショップ運営者の作業を効率化する機能がそろっています。

料金プランはFree(無料、コア機能に制限あり)、Pro(年払いで月換算¥825・月払い¥1,500、月8,000クレジット・1,000エクスポート)、Max(年払いで月換算¥2,084・月払い¥4,000、月25,000クレジット・3,000エクスポート、動画生成機能つき)、Ultra(年払いで月換算¥12,159・月払い¥14,590、月75,000クレジット・10,000エクスポート、4K解像度対応)の4段階で、法人向けのEnterpriseプラン(要問い合わせ)も用意されています。背景除去・レタッチなどのコアツールはPro以上でエクスポート数の範囲内なら追加課金なく使えます。

※料金は2026年8月時点の情報です。日本からのアクセス時の日本円表示を確認済みです。

こんな人におすすめ

  • ネットショップの商品写真を大量にまとめて加工したい人
  • 背景除去だけでなく、AIが生成した背景に差し替えたい人
  • Shopifyなど既存のECプラットフォームと連携させたい人

PhotoRoom公式サイトを見る →

Fotor — レタッチとデザイン作成を1つのツールで完結したいなら

Fotorは、中国のEverimagingが開発する総合画像編集ツールです。写真のレタッチ・美肌補正・背景除去といった写真編集機能と、バナーやSNS投稿画像を作れるデザイン機能を1つのプラットフォームに統合しているのが特徴で、100,000点以上のテンプレート・素材を使ってデザイン作業まで完結できます。

料金プランはBasic(無料、透かしあり、同時生成1)、Pro(年払いで月換算¥492・月払い¥999、年1,200クレジット)、Pro+(年払いで月換算¥775・月払い¥2,899、年3,600クレジット、AI一括背景編集つき)、Max(年払いで月換算¥1,764・月払い¥6,300、年12,000クレジット)の4段階です。未使用クレジットは契約中であれば最大5か月分繰り越せます。

※料金は2026年8月時点の情報です。日本からのアクセス時の日本円表示を確認済みです。

こんな人におすすめ

  • 写真のレタッチとバナー・SNS投稿画像のデザインを1つのツールでまとめたい人
  • 豊富なテンプレート・素材を使ってデザイン作業も効率化したい人
  • 個人利用で、まずは無料プランから試したい人

Fotor公式サイトを見る →

Topaz Photo AI — 画質そのものを底上げしたいなら

Topaz Photo AIは、米国のTopaz Labsが開発する画質補正専門のAIツールです。背景除去や合成を行う他の3ツールとは異なり、ノイズ除去・シャープ化・低解像度画像のアップスケーリングに特化しており、古い写真や粗い画像を高画質に仕上げたい場面で真価を発揮します。デスクトップアプリはローカル処理のため、処理枚数に上限がありません。

料金プランはスタンドアロン版が月払い$39、年払いなら$199/年(月換算約$17)の2段階です。動画編集ツールTopaz Videoや画像高画質化ツールTopaz Gigapixelなど他のTopazアプリもまとめて使いたい場合は、全7アプリ込みのTopaz Studio(年払い$399/年、月換算$45)を選ぶ方が割安になります。無料プランはありません。

※料金は2026年8月時点の情報です。

こんな人におすすめ

  • 背景除去よりも、画質の粗さやノイズを補正したい人
  • 大量の写真をローカル環境で処理したい(クラウドの処理上限を気にしたくない)人
  • 動画の高画質化ツールもあわせて使いたい人

Topaz Photo AI公式サイトを見る →

選ぶ前に確認したいこと

  • 編集したいのは「切り抜き」か「画質補正」か: 背景除去が目的ならremove.bgかPhotoRoom、画質そのものを底上げしたいならTopaz Photo AIが向いています
  • EC・商品写真の大量処理が必要か: ネットショップ運営で大量の商品画像を扱うなら、バッチ処理とAI背景生成に強いPhotoRoomが有力です
  • デザイン作業までまとめたいか: レタッチだけでなくバナーやSNS投稿画像のデザインまで1つのツールで完結したいなら、Fotorのようなオールインワン型が向いています
  • 無料プランで足りるか: いずれのツールも無料プランや無料クレジットがありますが、商用利用の可否や透かしの有無、クレジット数に制限があるため、本格運用前に確認しておきましょう
  • 画像を生成したいのか、編集したいのか: ゼロから画像を生成したい場合は画像生成AIツール比較で紹介したツールの方が向いています。すでにある写真を加工・補正したいなら、この記事で紹介したAI画像編集ツールが適しています

よくある質問

Q. 無料プランだけで使い続けられる? A. remove.bg・PhotoRoom・Fotorは無料プランや無料クレジットがありますが、透かしの有無や商用利用の可否、月間クレジット数に制限があることが多いです。継続的に本格利用するなら、早い段階で有料プランへの切り替えを検討することになります。Topaz Photo AIには無料プランがありません。

Q. 背景除去の精度が一番高いのはどれ? A. remove.bgは背景除去に特化して開発されており、精度の高さで知られています。PhotoRoomも背景除去自体はコア機能として無制限に使えますが、EC向けのAI背景生成やバッチ処理など周辺機能の充実度で選ばれることが多いです。

Q. 商品写真の大量加工にはどれが向いている? A. PhotoRoomはバッチ編集やShopify連携など、EC事業者の大量処理を想定した機能が充実しています。Fotorも同時生成数に応じたバッチ編集機能があります。

Q. 画質を良くしたいだけならどれを選べばいい? A. Topaz Photo AIはノイズ除去・シャープ化・アップスケーリングに特化しており、背景除去や合成が不要で画質補正だけしたい場合に向いています。デスクトップアプリはローカル処理のため、処理できる枚数に上限がない点も特徴です。

Q. すべて英語のツール? A. remove.bg・PhotoRoom・Fotorは日本語版のWebサイト・料金ページに対応しており、料金も日本円で表示されます。Topaz Photo AIは英語UIのみですが、操作自体はボタン中心でシンプルなため、英語に不慣れでも扱いやすい設計になっています。

まとめ

  • remove.bg: 背景除去だけをシンプルに使いたいなら
  • PhotoRoom: EC・商品写真をまとめて加工したいなら
  • Fotor: レタッチとデザイン作成を1つのツールで完結したいなら
  • Topaz Photo AI: 画質そのものを底上げしたいなら

まずは各ツールの無料プラン・無料クレジットで、実際の仕上がりや操作感を確認してみてください。

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